牝馬の好走パターンに合致
12日に中山競馬場でニュージーランドT(GⅡ・芝1600m)が行われる。NHKマイルCのトライアルとして3着以内馬には優先出走権が付与される重要な一戦。AI予想エンジンKAIBAはどの馬を本命に推奨したのだろうか。
AI本命馬:プリティディーヴァ
●短評
美浦・田中博康厩舎に所属するKingman産駒の牝馬。8月のダリア賞(芝1400m、OP)では前半3F34.4の緩まない流れに対応して好位から差し切っており、小回りコースでの好内容勝ち経験が光る。前走クロッカスS(芝1400m、L)は3着に敗れたが、骨折明けで半年ぶりの実戦かつ少頭数戦特有の極端なスローペースで前が止まらなかったことが敗因。悲観する内容ではなかった。
一度使われて状態面の上昇が見込める今回、重賞の淀みがないペースになれば本馬の末脚が生きるはず。新たにコンビを組むJ.モレイラ騎手の手腕も含め、楽しみは大きい。
●データ
AIが印を打った5頭を確認すると、「キャリア4戦以内」という共通点があった。実際、過去10年のデータではキャリア4戦以内が【5-5-4-37】複勝率27.5%と連対馬20頭のうち10頭を占める活躍ぶりだ。
さらに、プリティディーヴァのみが該当する「1月生まれ」で絞ると【1-2-0-2】複勝率60.0%と好データが浮上。23年2着ウンブライル、24年2着ボンドガールと直近2年連続で牝馬が好走しているのは心強い。
ほか、19年から6年連続で勝ち馬を輩出する「前走1番人気」【6-4-1-17】複勝率39.3%に当てはまっている点も目が離せない。特に、直近2年は該当馬でワンツー決着しており、これを満たすプリティディーヴァ、イミグラントソング、ルージュラナキラと印3頭で馬券圏内独占があっても不思議はない。
AI予想エンジンKAIBA
◎プリティディーヴァ
◯アドマイヤズーム
▲イミグラントソング
△ストレイトトーカー
×ルージュラナキラ
《KAIBAとは?》
独自に開発した競馬予想AIエンジンである。過去数十年分のレース結果、競走馬、騎手、調教師、コース情報やタイム、天気や馬場状態など、ありとあらゆるレースに関する膨大な情報をAIが自動で学習し、予想を行う。これらの予想を元に、回収率を重視した買い目、的中率を重視した買い目を推奨する。
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