勢いある馬が強いレース
12日に阪神競馬場を舞台に争われる阪神牝馬S(GⅡ・芝1600m)。優勝馬にはヴィクトリアマイルの優先出走権が与えられる一戦で、前走で好走した「勢いある馬」が活躍している。
2017年には連勝中のアドマイヤリードが当レース2着からヴィクトリアマイルを制し、21年にはマジックキャッスルが愛知杯1着→当レース2着からヴィクトリアマイル3着と健闘した。今年も勢いある馬が集まっているが、AI予想エンジンKAIBAはどの馬を本命に推奨したのだろうか。
AI本命馬:タガノエルピーダ
●短評
デビュー2戦目の朝日杯FSで3着と早期から頭角を現していたが、ここまで重賞勝利はない4歳馬。昨年の秋華賞7着の後、自己条件に戻って2着、1着と結果を出し、オープン入りを果たした。
2走前の嵯峨野Sは1:46.0の好タイムで走破して2着、前走の斑鳩Sは稍重馬場のなか勝利と、高速決着や道悪にも対応できるのは強みといえる。条件戦からの臨戦とはいえ勢いがあり、今回も好走に期待できる。
●データ
阪神芝1600mで行われた過去9回のデータでは、前走1着馬が【4-3-3-13】勝率17.4%、複勝率43.5%と勢いに乗っている馬は前走クラスに関わらず好成績だ。今回の出走馬では本馬とアルジーヌが該当しており、AIも印を回している。「牝馬は格より勢い」とも言われるが、それがデータに現れている。
また、同期間では4歳5勝、5歳3勝、6歳以上1勝と若い方が好走傾向にある。「前走1着×4歳」なら【2-2-3-5】勝率16.7%、複勝率58.3%と良好で、本馬の勢いを考えても押さえておきたい。
AI予想エンジンKAIBA
◎タガノエルピーダ
◯ボンドガール
▲ソーダズリング
△アルジーヌ
×サフィラ
《KAIBAとは?》
独自に開発した競馬予想AIエンジンである。過去数十年分のレース結果、競走馬、騎手、調教師、コース情報やタイム、天気や馬場状態など、ありとあらゆるレースに関する膨大な情報をAIが自動で学習し、予想を行う。これらの予想を元に、回収率を重視した買い目、的中率を重視した買い目を推奨する。
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