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MLB日本人メジャーリーガー通算本塁打ランキング 大谷翔平が最多、鈴木誠也が4位浮上

2024 10/3 13:35SPAIA編集部
ドジャースの大谷翔平,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

大谷翔平が歴代1位の225本塁打

メジャーリーグの2024年レギュラーシーズンが終了した。ドジャースの大谷翔平は打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁と4部門ともキャリアハイの成績で、MLB史上初の「50本塁打50盗塁」を達成。本塁打と打点の二冠に輝いた。

広島からカブスに移籍して3年目の鈴木誠也は、打率.283、21本塁打、73打点と2年連続で20発をクリア。オリックスからレッドソックスに移籍2年目の吉田正尚は打率.280、10本塁打、56打点と1年目に比べると成績を落とした。

メジャー挑戦した日本人選手は投手の方が多く、野手でもイチローや松井稼頭央のようなアベレージヒッターの方が活躍している。パワーで劣る日本人がメジャーで本塁打を量産するのは並大抵のことではない。日本人メジャーリーガーの通算本塁打ランキングが下の表だ。

日本人のMLB通算本塁打ランキング


2024年開幕前は171本塁打だった大谷は、4月12日(日本時間13日)のパドレス戦で4号を放って日本人最多記録に並び、その後もハイペースでアーチを量産。2021年にマークした自己最多の46本塁打もクリアし、54本塁打を放った。

MLB通算225本塁打、日本ハム時代の48本塁打を合わせると日米通算273本塁打。2025年はMLB250発、日米通算300発の大台に到達する可能性も十分だ。

歴代2位は松井秀喜の175本塁打。2003年からヤンキースでプレーし、メジャー2年目の2004年には31本塁打を放った。2021年に大谷が46本塁打を放つまでは日本人のシーズン最多記録だった。その後も2005、2007、2009、2010年にも20本塁打以上をマーク。レイズに移籍した2012年に引退するまで日米通算507本塁打を放った。

3位が117本塁打のイチロー。2001年から2019年までMLB19年で通算3089安打など輝かしい実績を残した。本塁打はオリックス時代に118本を放っており、日米通算では235本塁打を記録している。

鈴木誠也は右打者最多の55本塁打

4位にはカブスの鈴木誠也が浮上。2024年に21本を上積みしてMLB通算55本塁打とし、日米通算では237本塁打まで伸ばしている。

5位は48本塁打の城島健司、6位は44本塁打の井口資仁が続く。城島はマリナーズ移籍1年目の2006年に、自身1シーズン最多の18本塁打。井口はホワイトソックス移籍1年目の2005年に15本塁打を記録し、2年目に1シーズン最多の18本塁打を放った。

7位以下は福留孝介の42本塁打、青木宣親の33本塁打、松井稼頭央の32本塁打と続く。福留は日本で285本塁打、日米通算327本塁打をマークしている。

新庄剛志の20本塁打を抜いて10位にランクインしたのがレッドソックスの吉田正尚。2023年に15本塁打、2024年に10本塁打を放ってMLB通算25本をマークしている。オリックス時代の133本と合わせると日米通算158発だ。

日本の野球ファンの期待を背負う大谷、鈴木、吉田。今後もアメリカの空に何本ものアーチを架けて、本場のファンを魅了してほしい。

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